(a)発電機法による無負荷損の測定
図2・6のように,発電機を他の機械で定格速度で運転し,駆動機の入力が安定するまで続ける。ついで入力が安定したら,発電機電圧をいったん定格の1.25倍付近まで上昇し,回転速度を正しく定格値に保ち,端子電圧に対する駆動機の入力を測定する。以下同様にして端子電圧を約25%間隔で降下し,零になるまで測定する。測定値は次の式により算定すれば,各電圧に対する無負荷損が得られる。この値を端子電圧に対して描けば図2・7のような無負荷損曲線が得られる。この図で,端子電圧零の点の損失が機械損,全損失を引いた値が鉄損となる。
いま,駆動機が直流電動機の場合について発電機の無負荷損を求めると,
Wm=EDID-{WO+2(ID-IO)+(ID2-I02)Ra}(W)・・・・(2・3)