日本財団 図書館


5.2.10 電線

電線については、小安則第94条の規定による。

(電線)

第94条 船内の給電路には、配線工事にあってはケーブルを、小形の電気器具以外の移動式電気器具にあってはキャブタイヤケーブルを使用しなければならない。ただし、検査機関が当該給電路の電圧等を考慮してさしつかえないと認める場合は、この限りでない。

 

小安則第94条関係(細則)

94.0(a)「ケーブル」とは、JISC3410「舶用電線」及びJISC3401「制御用ビニル絶縁ビニルシースケーブル(CVV)」に適合するもの又はこれと同等以上の効力を有するものとする。

(b)「キャブタイヤケーブル」とは、JISC3312「ビニル絶縁ビニルキャブタイヤケーブル(VCT)」に適合するもの又はこれと同等以上の効力を有するものとする。

(c)ただし書を適用するものは、定格電圧35ボルト以下の給電路に使用されるJISC3406「自動車用低圧電線(AV)」の規格に適合するもので、水、油、ビルジ等のはねかえり又は浸水のおそれのない場所、爆発若しくは引火しやすい物質が発生し又は蓄積するおそれのない場所並びに他動的損傷及び熱による傷害をうけるおそれのない場所に布設されるものとすること。

 

5.2.11 中性線

中性線については第94条の2の規定による。

(中性線)

第94条の2 直流3線式配電方式、交流単相3線式配電方式及び交流3相4線式配電方式の中性線には、 ヒューズ、単極開閉器及び単極自動遮断機を取り付けてはならない。

 

5.2.12 電路の保護

電路の保護については、小安則第95条の規定による。

(電路の保護)

第95条 甲板又は隔壁を貫通する電路は、その部分を必要に応じて電線貫通金物、カラー、鉛等適当なものを用いてこれを保護しなければならない。

 

5.2.13 電路の接続及び固定

電路の接続及び固定については、小安則第96条の規定による。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION