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電圧の実効値も同様にして求められる。

Iは電流の実効値を表し,V(又はE)は電圧の実効値を表す。この実効値は,二乗平均値の平方根であるところから,英語では,root mean square value,略してRMSといい,また,effective valueともいう。よってIe,Veと表示する場合もある。

この実効値は広く実用的に使用され,通常は,交流用の電流計・電圧計等は実効値で示されていることに注意しなければならない。

そこで計算によれば(6・1・10)(〔応用〕を参照のこと。)実効値のI又はVと最大値Im又はVmとの間には次の関係がある。

089-1.gif

(4)実効値,最大値,平均値との関連

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〔例題〕(1)実効値100〔V〕の交流における最大値及び平均値を求めよ。

(解) 最大値 Vm=100×1.414=141.4〔V〕

平均値 Vav=100×0.9=90〔V〕

 

 

 

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