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また,管の長さを想定すれば長さが長い程水の抵抗も増すと同様に電流の場合も導体の長さが長ければそれだけ電気抵抗も増すことになる。

このように考えれば導体の中に電流が流れると,これを妨げる性質があってこれを電気抵抗又は単に抵抗という。

抵抗の単位はオーム(単位記号Ω)を用いる。

「1オーム(Ω)とは導体の両端に1ボルト〔V〕の電圧を加えたとき1アンペア〔A〕の電流が流れるような導体の抵抗をいう」そして導体の抵抗は次のような関係式がある。

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l:長さ〔m〕

S:断面積〔m2

R:導体抵抗〔Ω〕

ρ:比例定数

導体の抵抗は導体の材質によって違いがあり(図1・8参照のこと)同じ材質でも,上式でわかるように,長さlに比例し,断面積Sに反比例する。なお,上と例定数ρに比例する。

比例定数ρは断面積1〔m2〕長さ1〔m〕の導体の抵抗に相当し,材質と温度で定まるもので,物質の特有の値である。これをその物質の抵抗率と呼んでいる。(図1・8参照のこと。)

単位にはオームメートル〔Ωm〕を用いている。

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注:抵抗を電子の移動からみた場合

導体中原子が整然と格子状に並んでいて,静止していれば,電子の移動に抵抗はないが,実際には原子は己の位置附近で,不規則に熱運動をしているため,電子がこれと衝突し運動を妨げられる結果抵抗が生ずる。したがって,極低温になれば熱運動は弱くなり抵抗は少なくなる。

 

 

 

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