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(2)電線貫通金物

(a)電線貫通金物は,使用場所に応じて箱用,甲板用,隔壁用を用いケーブルの大きさに適合したものを使用すること。

(b)同一場所に4本以上取り付ける場合は,まとめグランド板とすること。

(c)取付け方向は,グランド頭部(ナット部)を防水区画側とすること。

(d)甲板用は,高さをデッキコーミング以上とすることが望ましい。

(e)グランド板の板厚は,貫通個所板厚と同一を原則とする。また,重ね代は,原則として30〜50mmとする。

(f)周囲の条件により,グランド板が装備できない場合(例えば,開口に制限がある場合又は狭い場合)には,ケーブル貫通箱を設けてもよい。ケーブル貫通箱には,必ず防水性の手入れ窓を設けること。

(g)取付け要領例を下記に図示する。

094-1.gif

 

094-2.gif

 

094-3.gif

 

094-4.gif

注: グランドの相互間隔,箱の板厚等は負ランド板にならう。

 

 

 

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