れた任意団体で不要電波問題対策協議会と呼ばれる。企画、用語、妨害波、イミュニテイおよび広報の委員会で構成されている。
VCC I (Volunary Control Council for Interference by Information Technological Equipment)-情報処理装置等電波障害自主規制協議会と呼ばれ、情報処理装置の製造会社が他の電子機器などに障害を与えないように自主的規制を協議する民間団体で1985年に設立されている。認証マークも発行している。
その他、各企業などによる規制が行なわれている。
12.2.2 電波障害に関する主な用語
EMI(Electro-Magnatic Interference)-電磁妨害のことで、電波の障害、干渉および混信もEMIに含まれる。
EMC(Electro-Magnetic Compatibility)-電磁的両立性のことである。
Immunity -イミュニテイと呼ばれる。医学用語の免疫と言う意味で、妨害波に耐えられる「妨害排除能力」を言う。
Susceptibility -サスセプタビリテイと呼ぶ。妨害波による電子機器の性能劣化の発生し易さ、を表す。イミュニテイの不足の程度を示すものである。
ディファレンシャルモード(Differential Mode)とコモンモード(Common Mode)-電子機器内の回路に外部雑音の印加や回路からの放射の仕方に2種類がある。<図12.2.1>にそれぞれを示す。ディファレンシァルモードはノーマルモード(Normal Mode)とも呼ばれる。