日本財団 図書館


で音楽を楽しめるような装置と併用したものもある。

指令はマイクによるが、船橋のマイクが最優先となっている。他の場所のマイクを使用するとき、ラジオやテープなどを選択するときは、入力切替スイッチで選択する。船首や船尾からのマイク入力回路は、ケーブルが長くなるので、バランスのとれた平衡入力回路で構成されている。

この装置への入力として、自動電話交換機からのページング入力がある。これは自動電話交換機で、一般的には、0番をダイヤルすると、船内指令装置に優先的に接続され、必要な通報を電話機から行うことができる機能である。

 

6.2.2 システム構成

船内指令装置の構成の一例を<図6.2.1>に示す。

143-1.gif

 

6.2.3 装備要領

スピーカの選択については、室内や廊下には出力が1〜3W程度の板厚数センチの本箱に入ったダィナミックスピーカが、暴露甲板などには防水型の大出力で指向性を有するホーン型かトランペットスピーカが使用される。後者のスピーカの出力は甲板の広さや使用時の環境条件を考慮して決めること。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION