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を発生するリレー回路、そして電源回路などがあり、基準になる表示用の親時計が装備されている。

子時計は、60Hzの回転信号で連続して駆動されるものと、30秒に1回有極信号で駆動されるものとがある。この有極信号は、機関制御室のデータロガーに時計信号として送出される場合もある。

 

3.18.2 システム構成

水晶時計は、水晶発振回路で時計信号を発生する基本回路や分周回路などからなる親時計と、船橋など必要な場所に設置されるいくつかの子時計から成る。

外部出力としては、子時計のほかにデータロガーヘの時計出力と、時計に異常が発生した場合の警報信号の出力がある。

水晶時計の構成の一例を<図3.18.1>に示す。

104-1.gif

 

3.18.3 装備場所

親時計は海図室に装備されることが多い。親時計の近くにJJY(局符号:郵政省電波研究所から発射される標準電波)の受信信号を聴取できる装置の装備を忘れないようにする。これは時計の校正を行う場合に便利である。

子時計は船橋などに装備される(最大75個)。

 

 

 

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