日本財団 図書館


3.13.2 システム構成

ロランCの構成の一例を<図3.13.1>に示す。

095-1.gif

 

3.13.3 装備要領

-1. 空中線部の装備場所の選定。

(1)通信用の送信空中線からできる限り離す。送信電波によるロランCアンテナの故障防止にとって大切な点である。

(2)できるだけ高い位置で、他の空中線の陰にならないこと。

-2. 併設機器などからの雑音の混入防止対策を考慮する。

(1)照明用蛍光灯からロランCへの受信障害となる雑音が放出されることが多いので、場合により白熱灯など他の照明装置に変更する。

(2)テレビ受像機も(1)と同様の問題がある。場合により、TVアンテナも含めテレビ受像機の設置場所を変更する。

-3. 電源回路からの雑音混入防止対策。

充電用直流発電機から蓄電池までの配線から、ロランCへの受信障害となる雑音が放出される場合が多いので、この発電機のすぐ近くに、雑音防止器を取り付け、雑音防止器を接地すること。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION