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3.12.2 システム構成

DGPSを含むシステム構成の一例を<図3.12.3>に示す。

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3.12.3 装備場所

表示器(本体)は、通常、操舵室の壁に装備されるが、その場所の選択に当っては、他の航海用機器と同様である。

空中線部の取付位置は、機器の性能を維持するためにも重要である。船舶によってかなり相違する場合があるため、次の点に留意して事前に造船所側と十分に打ち合わせることが必要である。

(1)衛星からの見通し線上に配置すること。

(2)安全に保守点検が実施できるようスペース・構造を考慮しておくこと。

なお、DGPSについては、受信する周波数が300kHz帯と低いため、船内電源雑音による受信障害が発生することがある。装備については、低い周波数(100kHz)で受信するロランC受信機の装備上の注意(3.13.3)も参考として利用できるので、参照されたい。

 

 

 

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