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3.6.2 システム構成

標準的な構成は、指示器、送受信器(指示器に内蔵されるものもある)、送受波器、船底タンクである。

音響測深機の構成の一例を<図3.6.2>に示す。

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3.6.3 装備場所

-1. 送受波器・船底タンク

音響測深機の性能を維持するためには、送受波器の取付位置が重要である。船底への取付位置ついては、気泡の潜り込みが最小となる場所を選ぶ必要があり、一般的には本船が造る波の2番目の波の立上がりが良いとされている(<図3.6.3>参照)が、船舶によってかなり相違する場合があるため、事前に造船所側十分な打ち合わせが必要である。

なお、船底タンクは、船体構造物の一部分とみなされているので、船舶検査の対象となる。船底タンクの検査は専用の計測装置を必要とするため、通常、個別に検査が行われている。

 

 

 

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