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(1)マスターコンパスは船底に平行な台座上に設置し、船首マークを本船の船首尾線に合わせること。

(2)メーカー装備図のサービス空間を確保すること。

(3)接続ケーブルは無線用フィーダから5m以上離して布設すること。不可能な場合はできる限り離すこと。

 

3.6 音響測深機及び魚群探知機

 

3.6.1 概説

音響測深機は、船底に装備された送波器から海底に向かって音波を発射し、その音波の海底での反射音を受波器で受信するまでの時間を測定し、水深を求めるものである。

海底までの途中に魚群がいると、これからの反射もあるので、魚群のような弱い反射体の探知を目的として漁業用に用いられるものを魚群探知機といっているが、これらの違いは周波数程度で、ほとんど同じものである。

使用音波の周波数としては50kHzと200kHzのものが多いが、水深や海底地質、魚種などにより選択される。

なお、音響機器の性能を支配するものは、周波数、指向角、パルス幅、送波出力、受信感度、伝搬条件であり、特に周波数、指向角、送波出力は機器の性能を大きく左右する。

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