(4) 周知方法に関する意見 (宮古7人、沼津4人の意見)
この信号を津波警報として市民に周知、徹底させることが重要としながらも、どのような方法で行うかが難しいようである。特に、不特定多数の海洋レジャーの人達が問題だとしている。そのためにも、人の注意を引く信号音でなければならないとし、具体的には防災訓練時を活用してはどうかとの意見もあった。
(5) 取扱、価格等に関する意見 (宮古13人、沼津12人の意見)
取扱に関しては、機器の設置場所、管理方法、操作に習熟が必要ではないか等打上体制づくりに課題が多いとする意見や、役場等固定した場所に設置し遠隔操縦を希望する意見があった。
また、風向や地形に左右されないか、荒天対策などを懸念する意見もみられた。
価格に関しては、誰もが購入できる価格を望んでおり、高くなれば既存の伝達方法の充実を図る方が効果的という意見や、火薬の保存期間の延長(現状では3年)を望む声もあった。
なかには、取扱が簡単であり、早期実用化を期待するとの意見もあった。
(注)本打上装置は、第2回目の信号弾を人間が直接発射筒に装填するようになっていること、遠隔操縦にすれば高価格になること、保守・管理が難しくなることから遠隔操縦は考えていない。