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を主軸とする楕円で中央誤差圏が表され、式(5)を使えば誤差界を表すことができる。

1)陸上のレーダによる航行船補足精度

ARPAによる他船の補足・追尾においては、船長が200mの相手船を観測する場合について考察する。

?方位誤差

方位誤差(95%確率)は距離とアスペクトにより変化し、アスペクトが0度で近距離の場合の方位誤差は0.62°、遠距離になると0.57°になる。また、アスペクトが90度に近くて相手が近距離の場合は方位誤差は2.0°にもなる。相手船の距離が5海里程度となると、アスペクトと方位誤差の関係は概ね表4.2-1のようになる。

139-1.gif

?距離誤差

距離誤差(95%確率)はアスペクトにより変化する。アスペクトと距離誤差の関係は概ね表4.2-2のようになる。

139-2.gif

?誤差界の共軛半径

ARPAの精度で5海里先の相手船を捕らえた場合、これによる誤差界の共軛半径は表4.2-3のようになる。

139-3.gif

?横変位検出

ここで、誤差界楕円と相手船針路の関係が図4.2-1のようであるとする。

 

 

 

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