前回予測値の検証によると、全体的に前回予測が実績に比べ過小傾向にある。その背景としては、前回予測時の外航船建造予測が将来の特定時点で需給が均衡するとの前提を置いた予測であったため、外航船建造予測が控え目な予測値であったことが挙げられる。その意味で、今後は造船建造能力を考慮した建造予測を行う必要がある。逆に、前回予測が実績に比べ過大になった品目については、舶用機器価格の下落、スペックダウンによる搭載率の低下、といった原因が考えられる。

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