日本財団 図書館


2.1.3 水中作業機器関連

 

水中作業機器関連では数社がROVの展示、紹介を行っていた。

ROVの用途は学術調査、産業(特にエネルギー)、軍事と多岐にわたっており、安全性の確保、コストの削減、作業深度の増大などのニーズに応え、さらなる作業能力の高度化が進められている。ROV登場当初のダイバー支援から海中の構造物(リグ、パイプライン、海底ケーブル等)の保守点検及び設置敷設、海底機器の設置や操作などダイバーに代わって作業を行うようになってきている。

今年のOTCではROVの展示は昨年と同数の2社、Deep Sea System Intl.社、Perry Tritech社が実機を展示していた。また、Sonsub社がパネルによる展示を行っていた。

 

(1)Deep Sea System Intl.社 "RECON TURBO ROV Dual System"

Applications:軽作業用/保守点検用ROV

Type:ランチャーシステム

寸法:(Vehicle) Length 2.06m, Breadth 1.14m, Height 1.00m

ペイロード:110 kgf

最大深度:700 msw

スピード:4ノット(前進)、1.5ノット(上下左右)

スラスター:6台

ツール:ワイヤーカッター(最大直径5cm)、前方ソナー、サルベージ機器、パイプトラッカー、ジェットポンプ、5自由度マニピュレータ 等

014-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION