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1.2 プラットフォーム昇降設備

 

プラットフォーム昇降設備は

(1)プラットフォーム

(2)電動ホイスト

(3)コントロールセンター

以上の3つの部分からなる。

 

(1)プラットフォーム

通常、船舶は台車(図-3)を用いて揚陸、進水させる。プラットフォームはI型ビーム等の鋼製の梁に木製のデッキを貼り付けた構造となっていて、デッキには台車用レールが取り付けてある。また、I型ビームは、シンクロリフト横断方向に配置された複数の主桁,中間桁、シンクロリフト縦断方向に配置された縦桁で構成されている。(図-4)

プラットフォームの主桁はワイヤーケーブルで吊られており、両サイドに設置された電動ホイストと呼ばれる巻き上げ装置によって鉛直方向の移動が可能となる。

プラットフォームの設計は台車輪荷重(キール荷重,ビルジ荷重)によって行われる。(図-5)設計輪荷重の設定にあたっては、取り扱う船舶の重量、寸法を考慮して設定する必要がある。

プラットフォームの標準的な平面図・断面図を参考図として図-6に挙げる。

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