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? 設備の概要

(計204基の入渠設備、合計能力1,460,690DWTを具えた96工場が現在、国内で稼働中)

入手可能なデータによれば、233の免許事業体のうち96のみが、主として新造船、修繕船に使用される引上げ船台、乾ドック、浮ドック、リフトドックなどの入渠設備を保有している。その他は洋上修繕、または設備なしに修繕を行う事業体で、入渠設備はなく工具や機械を備えているだけで、契約労働者を造船所に供給している。前記96事業体は全国の重要拠点に位置している。第2表にMARINAの免許を受けた設備の分類を示す。

既存造船所の設備能力は50DWTから300,000DWTと大小さまざまである。能力規模で上位10造船所が、第3表に示すように、96造船所の合計能力の90.5%を占めている。Koppelグループの造船所(Subic shipyard&Engineering,Ine.、KEPPHIL Shipyard,Ine.、Cebu Shipyard&Engineering Works,Inc.)の合計能力は1,179,400DWT、シェアでは80.7%に達している。上位10造船所のうち6社は、フィリピン造船修繕船工業会(PHILSAR)の会員企業で、PHILSAR加盟会社で業界の合計能力の84.1%を占めている。

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第2図に見るように、SBSRの能力(重量トン・ベース)が全体の99%を占め、SRのシェアは1%に過ぎない。

 

 

 

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