2.6 軸受損傷
すべり軸受の損傷は,軸,ハウジング,潤滑油,速度,荷重,異物,温度等,軸受以外のものも含め,いくつかの要因がからみ複雑である。(補・21図参照)
その対策については,法則,傾向性はあるものの,ある程度の予備知識,相当の経験と偏見のない公平さが常に要求される。ここでは,すべり軸受の損傷,事故の分類を7種類として概説する。
損傷状況が複合している場合は, 1次損傷を主原因として取り上げる。例えば,キズから焼付にいたった場合,焼付からハクリにいたった場合は,それぞれキズ,焼付として処置する。