ま え が き
本報告書は、日本財団の平成9年度補助事業として、交通エコロジー・モビリティ財団が実施した「運輸部門における地球環境国際フォーラム(環境トランスポート・フォーラム)」の成果をまとめたものです。
地球温暖化問題は、さまざまな経済社会活動によってもたらされています。中でも我が国の運輸部門から排出される二酸化炭素の量は、日本における全排出量の約2割を占めており、その削減努力が強く求められています。
深刻化する地球温暖化防止施策を進めるには、行政、企業、国民が三位一体となった取り組みが必要不可欠と考えます。当財団では、運輸部門における二酸化炭素排出ガス等の削減の重要性を関係団体・企業、一般の人々に周知してもらうため、海外からもパネリストを招聘し、「環境トランスポート・フォーラム」を開催いたしました。
本事業の推進にあたり、運輸省及び日本財団のご指導とご支援をいただくとともに、関係各方面の方々に多大なご協力をいただいたことに対して、この機会に厚くお礼申し上げる次第であります。
本報告書が、地球温暖化問題を解決する一助となれば幸いです。
平成10年3月
交通エコロジー・モビリティ財団
会 長 八 十 島 義 之 助