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(2)地球温暖化問題の対策の必要性について

全体の58.2%が、地球温暖化は既に始まっており、緊急に対策を講じる必要があると認識している。また、39.4%の人が,地球温暖化は現状のまま進めば必然的に発生するため、何らかの対策を講じる必要があるとしている。緊急な対策が必要との認識が強いようである。

 

(3)「地球温暖化防止京都会議」での先進国全体での温室効果ガスの削減目標値について

十分であるとする人は全体の5%程度で、どちらともいえないという人が半分位を占めている。やや不十分と全く不十分をあわせると、42.8%となる。

 

(4)「地球温暖化防止京都会議」での日本の温室効果ガスの削減目標値について

先進国全体に対するのと同じく、十分であるとする人は全体の5%程度で、どちらともいえないという人が半分位を占めている。やや不十分と全く不十分をあわせると、45%になる。

 

(5)温室効果ガスの削減を進めるための、個人としての協力範囲について

費用負担があっても自ら削減に協力しようとする積極的な意見は10%程度にとどまる。相当の不便があっても、直接経済的な負担が大きくなければ協力しようという人が3割近くある。見方を変えると、67.3%の人については、その協力を得るには、経済的負担がかからないような方策が必要ということになる。

 

? 運輸部門における今後の温暖化対策について

質問に先立ち、自動車から排出されるCO2排出量を削減するため、運輸部門における今後の温暖化対策として、ガソリン車の燃費規制による燃費向上、代替燃料車(電気自動車、ハイブリッド自動車等、天然ガス自動車など)の技術開発・普及促進、エコドライブの推進をはじめ、各種の施策を紹介した。

 

 

 

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