モビリティ調査研究事業
利用しやすい交通施設の実現に向け、ボランティアや旅客案内を研究しています。
■交通ボランティア育成講座の実施について
鉄道駅等において、目の不自由な方、車いす使用者などの移動制約者に対し、誰でも気軽に協力を申し出られるように、一般の人たちに、簡単な介助の仕方と障害の疑似体験をしてもらうことにより、エレベーターなどの施設整備が進んでも、周りの人たちのちょっとした手助けがあれば、とても有難いことを実感してもらいました。
1.日時・場所
●首都圏平成9年12月7日(日)
横浜市営地下鉄「新横浜駅」近隣およびラポール横浜
●関西圏平成9年12月13日(土)
大阪南港、ニュートラム・テクノポート線「トレードセンター前駅」近隣およびATCエイジレスセンター
●参加者各約60人
2.体験内容
(1) 車いすのサポート
人が乗った車いすを運んだり、自分が乗ってみる体験
(2) 目の不自由な人のサポート
サポートの方法、アイマスクをして歩く体験
(3) アイメイトを利用する人のサポート
アイメイト(盲導犬)を知り、アイマスクをして歩く体験
■鉄道駅等における旅客案内サインの研究
平成7年から3カ年計画で、ターミナル駅等における高齢者や障害のある方々を含む全ての人がスムーズに移動できるための総合的な情報提供のあり方についての研究(委員長・東京大学工学部家田仁教授)を行ってきました。この研究の成果は「交通拠点のサインシステム計画ガイドブック」としてとりまとめ、関係各方面に配布する予定にしています。