人と地球にやさしい交通をめざして

機関誌（エコモ）第一号の発行にあたって

21世紀を間近にひかえ、世の中は大きく変わりつつあります。交通の分野においても、従来の速くて安全な交通機関を追い求めるだけでは、時代の要請には応えられなくなってきました。これからは高齢者や障害者等、体の不自由な方を含む、全ての人々がスムーズに移動できるような交通機関の実現、自動車からの二酸化炭素排出による地球温暖化等、地球環境の悪化防止に寄与できる交通システムの構築が強く求められております。

当財団は、このような「人と地球にやさしい」21世紀型の交通の実現をめざし、そのお手伝いをするべく平成6年に設立されました。平成9年12月には、業務内容の充実を図るとともに、名称を「交通エコロジー・モビリティ財団」に改め、新たにスタートすることになりました。

私どもといたしましては、交通事業者、輸送機器メーカー、地方自治体、運輸省並びに日本財団等関係のみなさま方のご指導・ご支援を受け、これからもさまざまな事業に積極的に取り組む所存であります。
そのためにも、当財団の日々の活動状況をできるだけみなさまに知っていただきたく、この度、新しい機関誌を発行することといたしました。

今後はよりホットでタイムリーな話題を提供していく予定であります。
よろしくお願いいたします。

　

会長　八十島義之助