日本財団 図書館


エコロジー

あしたの地球が、
もっときれいになるといいな。

そのために、自動車のCO2排出問題を中心に、「地球温暖化」防止に努力しています。

ここ数年、「地球の温暖化」という問題がクローズアップされています。
これは、石油などの化石燃料の消費が増大したことにより、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が上がり、地球を温室のようにおおってしまうというものです。もし、現状のままだと、21世紀末には地球全体の気温が約2℃上昇し、さまざまな悪影響が出るものと予測されています。
とくに、自動車が排出するCO2は、台数の大幅増加と相まって非常に大きく取り上げられており、その対策が急がれています。近年、わが国においても車社会が成熟し、問題はより深刻度を増しています。このような中、1997年12月には気候変動枠組条約第3回締約国会議で、京都議定書が採択され、わが国はもとより、国際的にも積極的な取り組みが求められています。このため、まずCO2の発生源自体を抑制するため、現在、自動車などの低燃費化と、低公害車の普及促進、エコドライブの推進などに取り組むとともに、輸送システムをよりエネルギー効率の高いものにするため、公共輸送機関の利用促進モーダルシフトや物流の効率化などの施策について、その実現に向けて支援していくこととしています。

[京都議定書の骨子]
●先進国は2008年から2012年までに、温室効果ガス排出量を世界全体で1990年比少なくとも5%削減
●削減率は日本6%、米国7%、欧州連合(EU)8%など

 

 

 

考えているのは、
地球をよごさない交通環境のあり方です。

[エコロジー部門の主な活動]

周知啓発
●「環境トランスポート・フォーラム」など、シンポジウムの開催
●広報用パンフレットの作成など

調査研究
●低燃費車への誘導方策の研究
●地球温暖化防止に資する新たな交通システムに関する調査
●モーダルシフトの研究

推進事業
●国民的な温暖化防止推進大会の実施
●エコドライブなどの具体的施策の推進
●温室効果ガスの観測

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION