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開発のねらい等は今まで3社からお話がありましたので、主に商品の特徴について説明いたしたいと思います。まず、前頁の図で外観から説明いたしますけれども、標準の車に対しまして、車の全高を200ミリ小さくしております。床を下げることによりまして室内高が高くなるということもありますけれども、余分な重量、空気抵抗を減らすという意味で屋根を200ミリ低くいたしました。前面のガラス部分と後面のガラス部分、サイドにつきましてはボディの外板の部分で200ミリ短縮いたしております。

冷房関係の装置ですけれど、床下にございますと床がフラットにできないということがございまして、天井にコンデンサーを置いております。

先ほど説明がございましたけれども、フロントドアからでも車いすが乗降できるように、フロントオーバーハングと言うフロントの前扉の部分を標準車に対して260ミリ延長いたしております。

また扉につきましては有効開度が大きくとれるグライドスライドドアを、部品共通化も考慮して、前扉と中扉共通のものを使用いたしております。扉の有効開度は1000ミリ以上を確保いたしております。

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