講 演
【自動車と環境問題】
講師 尚絅女学院短期大学教授 北條 祥子
略歴
医学博士・歯学博士
東北大学医学部薬学科卒業後、26年間東京医科歯学大学
及び東北大学で研究・教育に従事。その間、アメリカ合衆
国・国立衛生研究所(NIH)に留学。
平成5年4月より現職。
専門
環境科学、人間環境論
日本環境学会運営委員、日本環境教育学会大学部会運営委員、宮城県環境配慮行動指針策定検討委員会(座長)、宮城県自然環境保全審議会委員、仙台市総合計画審議会委員、仙台市環境審議会委員、仙台市広瀬川 清流保全審議会委員、財団法人宮城・環境とくらしネットワーク(MELON)理事
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皆さん、こんにちは。
尚絅短大で人間関係科というところで環境問題を教えております北條です。今日は、交通安全と環境問題を考える宮城シンポということで、私は、自動車と環境問題について、これからお話させていただきたいと思います。私は、OHPをつかわせていただきたいと思います。
それで今日はですね、なるべくこの環境問題というと難しいなというイメージを持たれてはいけないと思いまして、この『熊さん』と一緒に環境問題を考えてみたいと思います。で、この『熊さん』横浜国立大学の浦野公平先生がお書きになっている『熊さん』なのですが、この『熊さん』と一緒に自動車が抱える環境問題について考えてみたいんですけれども、なんせ車が非常に増えているとそれで今、6千8百万台も車があるかと思います。
これを一世帯あたりにいたしますと1.54台、ですから車を持っている家庭ですと、大体2台、一家に2台の時代になっております。
でこれはですね。世界各国の人口千人あたりの自動車保有台数なんですけれど、ここの