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APTEC Silk Road Seminar

 

過去3度にわたるAPTECのシルクロード調査に副団長として参加し、シルクロードの中国部分をくまなく視察された新井委員からは、スライドによる詳細な報告が、今後の課題・提言等を交えて行われた。

 

(財)アジア太平洋観光交流センター(APTEC)は、過去3回にわたり、中国内のシルクロードについて現地調査を実施している。

具体的には、1996年2〜3月にかけて西安及び蘭州、同年10月に敦煌かから蘭州にかけての河西回廊、1997年9月に天山南路を中心とした新彊ウイグル自治区の調査を実施した(スライド1)。シルクロードの西の出発点である西安を出発して、 蘭州、嘉峪関、敦煌と行き、天山山脈とタクラマカン砂漠に遮られて大きく天山北路、天山南路、西域南路と3つに分かれた天山北路のウルムチから天山南路のトルファン、コルラ、クチャ、アクス、カシュガルと迫り、パミール高原のカラクリ湖まで行って帰ってきたことになる。

現地で如何なる文物に出会ったか、スライドを用いて説明したい。

西安では大雁塔(スライド2)、華清地(スライド3(西安事件、蒋介石寝室)、4(春雪の踊りの練習))、兵馬俑(スライド5,6,7,8,9(銅奔馬)、10(銅奔馬))、碑林等を訪れている。

蘭州では、郊外の劉家峡ダムの奥にある炳霊寺石窟(スライド11)、市内の白塔山公園(スライド12(春節の踊り))等を見学している。

嘉峪関では関城(スライド13)、懸崖長城(スライド14)等を訪れました。魏晋墓は日本ではあまり知られていませんが、墓の名湖の煉瓦に描かれている絵は素晴らしいものがあります(スライド15(奏楽図)、16(狩猟図)、17(採薬図)、 18(屠羊図)、19(歓宴図)、20(屠牛図)、21(出行図)、22(騎兵団)、23(歓宴図)、24(耕地図))。

敦煌では玉門関(スライド25(河倉城))、陽関(スライド26(狼煙台))、鳴沙山および月牙泉(スライド27)等に行った。

莫高屈の壁画や塑像は素晴らしいものがあった(スライド28(西魏、狩りの図)、29(北魏、伎楽飛天)、30(随、飲馬図)、31(漢唐、伎 楽図)、32(唐、雨中耕作)、33(樹下弾箏)、34(胡商遇盗)、35(宋、農作図)、36(随、迦葉像)、37(唐、敦煌のモナリザ)、38(唐、仏陀図))。

楡林窟はまだ一般開放されていないが、莫後窟に劣らないものがある(スライド39及び40)。

3回目の調査では、北京からウルムチに入った(スライド40(空港)、41(ホリデイ・イン(4スター)))。

次いでバスでトルファンに向かい、高昌故城(スライド43(驢馬車)、44(玄奘三蔵の説教場)、45(仏像の光背であった金箔))、火焔山(スライド46)・ベジクリク千仏洞(スライド47(谷側)、48(山側))、 葡萄溝(スライド49(葡萄棚)、50(ウィグルダンス))、カレーズ(スライド51)、交河故城(スライド52及び53)等を見学しました。夜はウイグルダンスのショー(スライド54)を見学しました。

コルラには古の鉄門関(スライド55)が復元されていました。宿泊し

 

 

 

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