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走路用に、フランス製のATR72(ターボプロップ機、72人乗り)を発注し、1番機はすでに本年就航。

・ 近い将来、日本、韓国へ就航させる意向。

3) 鉄道

・ 1997年4月、庫爾勒−西安間快速旅客列車開始。

・ 庫爾勒−島魯木斎間に快速旅客列車開始。

・ 現在、庫爾勒まで通じている南新疆鉄道の喀什(カシュガル)までの延長工事(974?)実施中。

4) 道路

・ 1996年4月、タクラマカン砂漠を横断する砂漠公路が開通。

・ 烏魯木斎−吐魯番間の高速道路を建設中である。

・ 烏魯木斎−伊犁間の高速道路を1999年迄に完工(世銀の60億元借款)。

5) 観光バス

・ 過去2年間に300台のバスを導入。'97年は150台、'98年に150台を加える。

6) 通信

・ 自治区内の電話機普及度100人に付き3.6台(1995年)。目標:9.2台(2000年)、25.7台(2010年)。

・ 中国国内1,662都市と世界197都市への直通電話開通。

・ 自治区内の光通信網の充実を図り、近隣中央アジア諸国との光通信網を設置計画。

・ 人工衛星通信の地上局、16を加える計画(中、3局は移動型)。

7) 宿泊施設

・ 2010年までに吐魯番賓館、緑州賓館、巴音郭楞賓館、和田賓館、伊寧賓館、亀茲賓館、喀什賓館の増改築を実施。

・ ホテル新築に際し、画一設計は避けその地方の特色を反映させる。

・ 建設計画と同時に、質の高い管理・サービスの人材育成とコンピューターによる近代的管理を図る。但し近代化の中でも新疆ウイグル自治区の各地方特有の民族情緒を保つこと。

8) その他

・ 旅游厠所(トイレ)建設とトイレ(衛生間)付き車両の導入。

(3) 中国シルクロード地域における空港状況一覧

参照:P.65、P.66

 

2. 観光開発・観光促進に対する評価と提言

 

シルクロード観光旅行促進員会は平成8年2月、同年10月、9年9月の3回にわたり鮫西省、甘粛省及び新疆ウィグル自治区の3省区についてシルクロードの観光情報収集調査を実施した。

調査実施に当たっては、国家族游局、在中国日本大使館、JICA北京事務所に本調査の開始時点においてその意義を説明し、その理解と支援を得ることが出来た。

中国は1978年にその門戸を海外旅行者に開放して以来海外旅行者の増大は著しいものがあり、

 

 

 

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