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はじめに

 

1. シルクロード観光促進委員会の目的

 

シルクロードはユーラシア大陸の内陸部とその周辺地域において、異なる民族、文化との交流、様々な文物の交易の舞台として重要な役割を果たしてきた。同地域の歴史的、文化的遣産は、同時にまた優れた観光資源でもあり、広大な自然と歴史的に貴重な遺跡や文物、更に異なる民族の風俗、生活等は観光としても大変魅力あるものであり、遺産の継承や開発は旅を通じて楽しみ学ぶという観光本来の目的に寄与するものである。

観光を振興し発展させることにより経済発展や国際理解増進に寄与することを目的としている国際機関である世界観光機関(WT0)も、これらの地域に注目し、UNESCOやILO等とも協力し世界的な課題として取り上げている。

アジア太平洋諸国から国際貢献の期待に応えて国際観光交流の推進に寄与する事業を行うことを目的とする財団法人アジア太平洋観光交流センターは、「シルクロード等開発途上国地域の観光交流促進調査事業」を取り上げ、「シルクロード観光交流促進委員会」を設置し、地域各国の交流意向等の基礎調査を行うとともに、主要な観光地については、学識経験者、観光関係団体、地方公共団体等の実務者からなる調査団を現地に派遣し、現地政府等に対して国際観光振興及び我が国との国際観光交流促進のための具体的政策提言、及び基礎的な情報収集を目的とする。

 

2. 委員会の構成

 

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