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Hello Firefighter

 

女優 井上晴美 さん

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〃命の尊さはよく知っている〃

 

いつも元気で明るい井上晴美さんが、暗いカゲを背負った爆弾魔を演じることになった。

テレビ朝日が12月6日に放送する2時間ドラマ「風よ、撃て」(土曜夜9:00)。このドラマは、過去のある事件から拳銃を撃てなくなった刑事(赤井英和)が、後輩の若い刑事(高嶋政伸)や家族に支えられながら、連続爆弾テロリストと死闘を繰り広げる姿を描くサスペンスアクション。このテロリストグループの一人が井上さん演じる大竹芳美。新宿の風俗嬢だった芳美は、極度のノイローゼから社会に反発している、大学の理学部出身の松井(橋本さとし)と出会い、彼と意気投合、行動を共にする。松井は高性能爆弾のほか拳銃や手榴弾で武装している。そして芳美らは次々と爆弾予告を―。

「アクションものは好きで、よく映画を見ていました。拳銃を使ったり、爆破したりと、とても激しい役。こういう役は初めてだから驚きの連続です」。芳美らの行く先では消防車、救急車が走り回ることになる。

このドラマでは、人の命などどうでもいいという女を演じている井上さんだが、命の尊さはよく知っている。フジテレビ「ナースのお仕事」に出演したからだ。昨年放送の「ナースのお仕事」では中堅看護婦役。救急車で運び込まれる患者の命を懸命に助けた。秋から放送の「ナースのお仕事」パート2(火曜夜9:00では、病院をやめて居酒屋を開いているが、ナース精神は以前のまま。

「正義は勝つ」(フジ)以来、連続ドラマには8本続けて出演の売れっ子。「毎回、キャラクターが変わるので、自分がどういう人か分からなくなってきました。でもいつも新鮮でいたいと思います。休みがとれたら海外旅行に出かけ、買いものをしたいと。だが今の忙しさではそれは実現しそうもない。「こらからは小悪魔的な女、憎まれ役をやってみたい」と言っていたが、「風よ、撃て」でその夢がかなえられたようだ。ケガには十分注意を―。

(インタビュー・編集部)

 

 

 

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