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自主防災組織リーダー研修会

大分県研修会開催結果

 

この事業は、本年度新たな事業として、(財)日本消防協会の委託を受けて実施するものですが、先般、大分県で実施した結果のあらましをご紹介いたします。

なお、この研修は、自主防災組織の活動を活性化し、災害時の実効性を高めるためにはそのリーダーとなる人材の育成が不可欠であることから、自主防災組織の中核となって活躍できるリーダーの育成をねらいとして実施するものです。

1 実施期日

平成9年11月26日(水)・27日(木)

2 場所

大分県別府市田ノ湯13番13号

「つるみ荘」

3 参加者

94人

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4 カリキュラム

(1)大雨と災害

講師:大分地方気象台防災業務課長

向野邦彦氏

時間:60分

防災対策の基本となる大雨による災害を、大分県の災害の特徴などからその概要を理解してもらうことをねらいとしたもの。

(2)自主防災組織とその役割

講師:自治省消防庁防災課課長補佐

鶴田信夫氏

時間:60分

地震、暴風雨等により、大規模な災害が発生したときどのような事が起き、その中で自主防災組織はどのような役割を期待されているか。また、そのためには自主防災組織はどのような活動をする必要があるのか等について、現実の災害の事例を基に分かりやすく説明し、自主防災組織の必要性の再確認と、今後の育成にかかる基本的な知識の修得をねらいとしたもの。

(3)自主防災組織の実務(1)

講師:神戸市須磨区中部自治会会長

佐々木利雄氏

時間:60分

阪神淡路大震災に際し、自治会長として当該地域の住民の対応や避難生活がどのようなものであったか、どのような問題点があったのかなどを、実際の経験を基に話してもらい、受講者に自主防災組織の活動を

 

 

 

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