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ライフサイエンスシリーズ「緩和ケアにおける症状観察とコントロール」

 事業名 保険医療に関する教育及び調査研究
 団体名 ライフ・プランニング・センター 注目度注目度5


吐き気止めは2週間くらい必要なだけです。およそ2週間で吐き気作用には耐性ができるからです。

一定量のモルヒネ(たとえば10mg)の経口投与で痛みは除去されたとしても,眠気が強いときにはモルヒネを50%減とします。痛みが残っていて眠気もないときには50%増とします。

増量はモルヒネ量が少ないときは50%増,モルヒネ量が多くなってきたら30%増とします。あらかじめ増量の順序を決めておくと便利です。モルヒネの投与開始量は60mg/日が標準的です(表10・表11)。

痛みが消えたときのモルヒネ量は,半数ほどの患者さんでは1日量が60mgないしそれ以下です。60mgは改訂前の日本薬局方で極量といわれていた量ですが,他の半数の患者さんでは60mg以上を用いなければ痛みが消えません。このため,日本薬局方から極量の記載が削除されました。患者さんによっては少量のモルヒネで痛みが消えるのに,他の患者さんでは多量を用いないと痛みが消えないという事実を知っておかなければなりません(図11)。お酒の適量と同じです。老人や全身衰弱の強い患者,肝機能低下患者などは,モルヒネの標準開始量を30mgとし,2〜3日ごとに増量するとよいでしょう。なお,モルヒネには肝毒性はありません。

 

耐性と依存性

 

このように使ったモルヒネでは,精神的依存はおこらないのです。身体的依存はおこることがありますが,問題とせずにモルヒネを投与できます。身体的依存とは,長い間薬を飲ませていて,急に中止すると禁断症状が現れる現象です。急に止めるから禁断症状が現れるのです。モル

 

 

 

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更新日: 2019年8月24日

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