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痛みの強さの判定

 

痛みの強さを記録するための方法がいろいろありますが,必ず必要とは限りません。しかし,看護婦の勤務は交替制ですから,あったほうが便利だと思います。看護婦の申し送りを聞いていますと,次の勤務者の役に立たないような内容のことがあります。「Aさんの痛みは自制内です」というものです。“自制内”という言葉は,患者さんではなく,看護婦が作った言葉です。いわれた看護婦も「そうですか」と,そのまま放っておいてよいと受け止めています。「いちばん痛いといったときの半分くらいです」とか,「いちばん痛いときの3分の1くらいです」と言うとよいと思います。このように表現するか、あるいはビジュアル・アナログ・スケール(VAS)を使うとよいでしょう。そういうことに

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