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コレステロールと動脈硬化
狭心症、心筋梗塞などの原因となる動脈硬化は、動脈壁にコレステロールがたくさんたまった状態です。これは、LDLコレステロールが増えて動脈壁にコレステロールが付着しすぎたり、HDLコレステロールが少なすぎて、壁に付着したコレステロールが十分に運び出されていない時に起こりやすいのです。そこで俗に、LDLを悪玉、HDLを善玉と呼ぴ、コレステロールの中に合まれているHDLとLDLの割合で動脈硬化の程度を判断することになります。

正しい検査の受け方と正常値
検査を受ける前日の夜9時までに夕食をすませ、翌朝も水やお茶以外は何も口にせずに採血を受けてください。その詰果が以下のようであれぱ正常です。
総コレステロール       130〜220m/dl(とくに望ましい値は200m/dlまで)
トリグリセライト(中性脂肪) 30〜150m/dl
HDLコレステロール      40〜70mg/dl

LDLコレステロールは、総コレステロールからHDLコレステロールを引き、さらにトリグリセライトを5で割った値を引いた数値です。その正常範囲は以下のとおりになります。
LDLコレステロール      80〜140m/dl

 

 

 

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