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コレステロールとは

私たちのからだを構成する一種の脂肪です。外観はロウソクのロウのような白い結晶で、一人当たリ100〜120グラム(コップ1.5杯ぐらい)をもっています。私たちのからだは、無数の細胞からできているのですが、その一個一個の細胞の膜をつくるのに用いられます。細胞を家にたとえると、家の柱に当たる大切な役目をしています。
また、性腺、副腎などでホルモンがつくられますが、その材料にもなっていますので、男らしさ、女らしさを表すホルモンも、このコレステロールからできています。
さらに、私たちが食事をして、脂肪分を摂取したときに、その消化・吸収を助ける胆汁酸が、肝臓から胆のうを通って腸へ分泌されますが、この胆汁酸もコレステロールからできているのです。
このように、コレステロールは、私たちのからだをつくったリ、その営みにとって大切な物質の材料となっているものです。

 

 

 

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