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3.結果および考察

3.1 捕集器具類などの影響 表1に,脱イオン水や蒸留水などの水溶媒,あるいはガラス製のインピンジャー,シリカゲルに超純水10mlを加えた場合のイオン性物質濃度を示した。無機陰イオンおよび無機陽イオンともいくつかの成分が検出された。MIOSHによる無機陰イオンのIC法の検出域は,たとえばHFで0.5-200 μg/sampleとしている。IC法はかなり低濃度領域をカバーしているが,NIOSHマニュアルではブランク分析を10試料につき2試料行うこととしている。捕集器具類のバックグラウンドに注意が必要てあり,もしバックグラウンドが避けられないのであるならばプランク試料の分析を行う必要があることが再確認された。なお,保持率は検討中である。

3.2 吸光光度分析法およびIC法によるN02およびSO2(IC法ではSO22-)の現場測定

図1に,吸光光度分析方法およびIC法によるN02およびSO2(IC法ではSO2(IC法ではS04みを分析)の現場測定結果を示した。対象とした現場は,道路近辺で自動車排ガス曝露のある職場である。

N02に関しては,吸光光度分析法およびIC法によって得られた分析値の間の相関係数は0.58であるが,道路近辺の自動車排ガス曝露の職場のN02レベルでも,トリエタノールアミン含浸のシリカゲル管で捕集し吸光光度分析方法あるいはIC法によってほぼ同様な分析が可能といえる。ただし,10分間程度の捕集での分析に関しては検討する必要性がある。また,SO2に関しては,吸光光度分析法およびIC法によって得られた分析値の間の相関は低いものであった。表1に示したようにSO22-のバックグラウンド値が高い影響などがでたものと思われるが,検討が必要である。

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参考文献

(1):労働省安全衛生部労働衛生課:作業環境測定ガイドブック2―特定化学物質・金属類関係―,(社)日本作業環境測定協会,1984.

(2):多田治,巾明賢二:環境有害物質の測定と評価,(財)労働科学研究所,1979.

 

 

 

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