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次に,主題である海洋科学関連の研究分野の選定が行われる。

分野選定の手続きとして,複数人により次の二つの方向からアプローチした。

Aアプローチ: ランダム選定

頭に浮かんだり手許の学術誌等から主旨に関連すると思われる個別分野名をピックアップし,アルファベティカルリストとして蓄える。

Bアプローチ: 分野枠構成選定

あるまとまりの分野を,何か基礎となる一分野を中心に相関を求めながら,づる式に系統立てて分布図化すると同時にアルファベティカルリストとして蓄える。

A,B両方を独立に走らせ,重複をいとわずリスト化してみる。本来は選定された分野名の出典や用法との他関連情報をも拾い上げ,データベース化することが望ましいが,原点にまで遡るにはかなり莫大な時間と労力が必要であると予想されるので,DBカード化は後日のテーマとし,今回は項目リスト作りを先行させることにした。

前出の基本8分野での手法を模しながら,今年度(1997年度)の作業としては,次の8大分野についてのまとまりを期待して分野間相関グローブモデルを作ることにした。(表2)

 

011-1.gif

 

これら8分野の構成は,切り口の違いによって発想されるものであるから,構想分野項目には共通するものあるいはややニュアンスの違いをもった近縁の分野名も当然含められている。

付属資料として,これら8分野(8つの球状体(グローブ))に所属させられた全ての分野項目名の一覧リストを示しておく。

なお,本作業については前田耕作氏分担による委嘱事業として収集,リスト化が行なわれたものである。

 

 

 

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