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1-3 計画-手法-

本計画の目的達成には,海洋に関わる複雑系〜複合体の全体像から,これまで把握しにくかった学問全体の発展形状,要素還元主義に立つ既存学問分野と分化を遂げた研究最先端を占める各個別分野との位置関係(相関),新分野に育つ可能性のある空白域の発見並びに個々の学問分野の位置付けなどの明確化を図るため,各学問分野の関連(関係)をコンピュータグラフィックスの表示により三次元的位置を与え描画して視覚的に明らかにすることである。

1997年度から3年度の3ヵ年間の計画として策定した。

(1997年度計画)

[第1段階]

(1)30アイテムの抽出

(海洋学を機軸に置き,これに関連する30項目程度の関連学問分野を抽出する。)

(2)200アイテムの抽出

(海洋学を機軸に置き,これに関連する約200項目の関連学問分野を抽出する。)

(3)座標系の仮設定

(三次元空間に学問分野の性質,関連などに応えた座標値の割当を検討する。)

(4)分野名表示の設定

(アイテム座標の各学問分野の分類区分表示を検討する。)

[第2段階]

(1)シナプスのキャラクター化

(学問分野間の関連「リンク」など目的達成のための構造描画方法をはじめ,取り出しの方法などを検討する。)

(2)多重構造への模索

(学問分野の集合体,その集合体を階層的に外側に広げることなど,各学問分野周辺の関わりを検討する。)

[第3段階]

(1)第1次レポートの作成

(海洋科学分野整理学への一試行として,基礎的な可能性調査をまとめる。)

 

 

 

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