イ 選抜昇任
組織官職/機能官職に就いている職員のうち、官職ごとに定められている最低位階級よリ一ランク下の階級に2年以上属している職員に対し、一定の要件の下で、一ランク上の階級(官職の最低位階級)に上がることを認める昇任の方法。
ウ 特別昇任
過去2年間の勤務成績が著しく優秀な者、あるいは発明・研究等によって国家に対し多大な貢献をした者に対して認められる昇任の方法。
エ 貢献昇任
定年により退職し年金を受給される資格を持つ者に対して、現在の階級に4年以上在職し、最近一年間の勤務評定の総合評価が「Good」以上で、いずれの項目にも「Bad」がないことを条件に、退職の一ヵ月前付で認められる昇任の方法。
オ 殉職昇任
職務遂行中に死亡した者に対して、死亡した日付で認められる昇任の方法。
力 研修昇任
任命権者の命による就学、研修参加等の期間中に認められる昇任の方法。
キ 国会議員等任命中の昇任
公務員が国会議員等に任命され、一時的に公務に従事することを免除されている場合に認められる昇任の方法。
ク 出向中の昇任
民間企業、インドネシア公務員組合事務局、国際機関等へ出向中に認められる昇任の方法。受け入れ機関による勤務成績に関する報告に基づき、送り出している行政機関の長が決定する。
ケ 徴兵による昇任
公務員が徴兵制度により兵役に服する場合、公務員の身分は失わないが、兵役中には階級の昇任は認められない。但し、兵役終了後、公務に復職後の昇任については、兵役期間中も公務に従事したものとして扱われる。
コ 上位学歴取得による昇任
採用後に上位の学歴を取得した場合、勤務成績等を考慮した上で、採用時に当該学歴を持っていれば格付けされたはずの階級への昇任が認められる。
?A階級における昇任の手続き
?Wb(First Class Administrator)以上の階級への昇任については各行政機関の長が、国家公務員庁を通じて大統領に昇任についての申請を行う。大統領は国家公務員庁長官の意見等を考慮しつつ、昇任を決定する。