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国際シンポジウム

「アジアの持続的発展を支える統計を考える」

 

セッション1: 格差に関する統計および人材育成のための統計の課題と展望

セッション2: 環境・資源統計整備の展望(SNAアプローチ/社会指標アプローチ)

セッション3: 国際化する経済統計(金融統計および長期経済統計)

 

[目 的]

近年のアジア諸国の経済成長は、急速かつ著しいものがあり、世界から驚異の目で見られてきた。アジアは、世界の成長をリードする役割を果たし、「東アジアの奇跡」と呼ばれるまでに変貌した。

この発展がこのまま持続するのであろうか。いわば「奇跡の裏側」として、

一つには、開発の成功により全体の富は増大したものの、その影で、各種の経済的・社会的格差(都市・農村、社会階層、ジェンダー[性差]など)が拡大している。

もう一つは、工業化、都市化が環境を悪化させ、また、資源多消費の経済構造への変化をもたらしている。

社会経済がグローバル化し、見通しにくい時代の中で、我々はこれをどのように統一的に理解し、発展を途切れることなく実現していけばよいのであろうか。

このシンポジウムは、現実を正しく捉える統計の役割を果たすため、これらの将来課題を映すように統計が整備されているのか、さらにその改善をどう進めていくかを探っていこうとするものである。

 

 

 

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