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2-2.トランシップ貨物の増減要因の推察

?増加傾向にあるトランシップ貨物

アジア〜北米間で、外航船直行便の少ない地域間のトランシップ貨物が、神戸港経由での取扱量を増加させていると推察される。

?回復傾向にあるトランシップ貨物

アメリカ仕出で、中国、韓国、台湾仕向のトランシップ貨物は、神戸港を経由するルートに回復する傾向にある。中国→カナダ間、台湾→中国間のトランシップ貨物は震災前の水準に回復している。

?減少傾向にあるトランシップ貨物 震災以後、中国→アメリカ貨物、韓国→アメリカ貨物が減少しており、これは中国本土の港湾整備の進展等による中国→北米直航航路の増加や、震災を契機として釜山港等にトランシップ貨物がシフトしたことによるものと推定される。

また、アジア→その他間では、欧州、オセアニア、南米を仕向地とするトランシップ貨物が、アジアの各ハブ港にシフトしたと推察される。

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