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2 快適な共生的環境の形成

(1)環境保全施策の総合的・計画的推進

廃棄物増大や有害化学物質による環境汚染,身近な自然の減少,地球温暖化などの新たな環境問題に適切に対応し,環境保全施策を総合的・計画的に推進するため,「横浜市環境の保全及び創造に関する基本例を制定・施行するとともに,条例の理念を実現するための新たな環境管理計画を策定した。

? 横浜市環境の保全及び創造に関する基本条例(平成7年4月施行)

市民・事業者・行政が協力して環境の保全・創造に取り組むための基本理念,三者の責務・連携などを定めている。

? 環境管理計画(平成8年9月策定)

市民・事業者・行政が協力して持続的発展が可能な都市横浜を実現するための「5つの都市環境像」や「基本施策」などを示し,施策の実施状況等については年次報告書にまとめ,公表していく。また,各種開発事業等の計画立案段階から適切な環境配慮を誘導する「事業調整システム」を構築し,調整指針となる「事業別・地域別配慮指針」を策定した。

(2) 自然環境の保全と創造

市街化区域が市域の約76%を占めるという現状のなかで,緑や水の保全・創造を積極的に進めるため,「横浜市水環境計画」,「横浜市緑の基本計画」を策定した。また,さまざまな生物にとって生息しやすい環境の保全・創造を進めるための「環境エコアップマスタープラン」を策定している。

? 環境エコアップ推進

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身近な生物の生息環境を保全・創造するため,公園,河川や学校等にビオトープを整備している。特に5か年計画(平成9〜13年度)では,身近な公園や小中学校を中心に計面的なビオトープ整備を進めていく。また,市民向けの整備マニュアル「やってみようトンボ池」を作成・配布している。

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エコアップを推進するための基本方針として,「全市的エコロジ

 

 

 

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