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(b)OGC

?概要

OGC(Open G I S Consortium)は、地理情報処理の相互運用性の実現を目指した非営利組織で、1994年8月に米国で設立された。現在までに50を超える会員を集め、更に世界規模で拡大しつつあり、その内訳はソフトウェアベンダーやコンピュータメーカー、システムインテグレィター、電話会社や大学、データ提供会社、政府機関等となっている。

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OGCでは、地理情報処理の相互運用性を達成するために、Open G I S(OGIS)と呼ぶソフトウェアの仕様を開発している。この開発はOGC内に設置された技術委員会(TC)が行なっており、委員会で合意が取られた仕様が公表される。

Open G I Sは、次の3つの基本的な構成要素からなっている。

 

●オープンジオデータ(空間データ)モデル

現実世界にある地物をどのようにソフトウェア上で記述するかの標準的な考え方を示すものである。

データモデルの共通化により、地理情報処理のプログラミング環境における相互運用性を確保する。これが実現できれば、あるGISのソフトウェアで作られたデ

 

 

 

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