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(ii)メタデータの要素

メタデータは複数の要素から構成されているが、全て同レベルで扱うと項目数が多くなり、管理が煩雑となる。そこで、各要素について、必須(M)、条件付き(C)、オプション(O)等のランク分けを行い管理する方法が考えられる。つまり、各要素を大項目毎に分類し、名称・定義・要求度(M、C、Oの区分)等を設定していくわけである。表3-6において、その大項目で整理した最も簡単な例を示すこととする。

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(iii)統合型GISにおける意義

部署間で空間データが共用される統合型GISの環境下では、メタデータの表示に必要な用語を定義し、その構成を示し、そして拡張の方法を規定する必要がある。

さらに、空間データと合わせて、メタデータの更新が適切に行われる手順を定めておくことも重要である。このような仕組みが整備されれば、メタデータは、統合型GISの利用促進に大きく貢献するものと予想される。

 

 

 

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