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地方自治体の自治権は、地方自治体の責任者による全体的な業務処理能力から生み出される。このことが特に当てはまる分野は、地方自治体の財政である。
地方自治体の財政においては、地方税が重要な位置を占めており、地方自治体の住民の生活、とりわけ、社会経済計画に大きな影響を及ぼす。
従って、地方自治体の管理人は、地方税の運用の可能性について正確に認識し、運用の結果を予測することができなければならない。
このような理由で、地方自治体の財源のこの種の制度について総合的に、かつ、できる限り正確に紹介することを目的とする著作を地方自治体の議員と職員に提供することが有用であると思われた。
そこで、すべての地方税を整理カードの形にして、簡単な説明を付し、それぞれの基本法と主要な特徴を取りまとめて紹介する地方税便覧が発行される運びとなった。
地方自治体の管理人に提供されるこの著作の実用的な性格を維持するには、内容の更新が不可欠であると思われる。
以上のような経緯により、第3版の発行に到った。
