3-6. タイ国
マレーシアから振り替えて、東南アジア訪問の直前に調査の対象国としたもので、JICA派遣員として同国駐在の運輸技官、後藤氏に質問書を託した。同国訪問は土日曜日にあたり、政府訪問は出来なかったが、回答は後藤氏が下記の対応者に面談し、得たものである。
訪問日：1997年11月7日
訪間者：後藤 芳博 氏(JICA Expert)
Office of the Maritime Promotion Commission
Ministry of Transport and Communications
対応者：LT/JG. PITTAYA SROYTHONG. RTN.
Director
SOMCHAI RODTHONGTERM
Engineer
NARAYU PITTAVAPREECHANON
Ship Surveyor
Ship Survey Division
Harbour Department
Ministry of Transport and Communications
以下に後藤氏から入手した回答をそのまま掲げる。なお回答の末尾にある付録とは、同氏が別途添付した同国の船舶検査制度に関する小論文のことである。同文献は同氏の手により、現状に合わせて書き換えられているので、参考資料として本節末尾に添付する。
船舶検査に関する質問への回答
(回答：タイ国運輸通信省港湾局船舶検査課)
1. (法令)
タイ国においては、「船舶検査規則(Regulations on ship survey)」がそれらを規制している。船舶検査に関わる最新の規則は第23号であるが、第15号が外洋航行船舶を規制している。
2. (規則制改訂及び検査実施機関)
港湾局が、「タイ水域航海法B. E. 2456第162-165章」において、船舶検査関係規則の制定及び改正をするものと認められている。船舶検査課は原案の作成に直接的に携わる。
(注：B. E. 2456は仏暦(Buddhist Era)で、西暦1913年に当る)
