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試験台に取付た状態を写真11〜12にまた膨脹状況を写真15〜18に示す。

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(b) 浮遊状態の確認

外部補強気室の浮力により、床面が水面から一部離れて浮遊している状態を確認するため、救命いかだ底面と水面との接触状態を測定した。

その結果、両端の出入り口部は乗り込み用タラップの浮力のため、約50mm水面上に位置し、ボンベ側側面は5mm〜25mm程度水面下、ボンベの反対側側面は0mm〜25mm程度水面上に位置していた。但し、安定水のうはいずれも水没状態であった。

(5) 投下試験

実施場所:M社 落下試験水槽

実施日時:平成10年1月13日

コンテナに収納した試験品をクレーンにより吊り下げ、高さ25mより水面に落下させた。コンテナは斜めの姿勢で着水し、着水の衝撃により5カ所のシール紐の内3カ所が破断または結び目が解けて離脱した。その結果、片側が約10cm開いた状態で浮遊していた。そのまま30分間浮遊させた後、手動で膨脹させたところ、正立状態で膨脹を開始し、29秒後、正立のままで膨脹を完了した。

救命いかだ及び艤装品に損傷等の異状はなく、コンテナの破損は縁に発生した約五?程度のひび割れ1カ所のみであった。

試験結果を表15に示す。投下試験の状況を写真19〜22に示す。

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