5. IMOの動向
1997年2月におけるIMO設計設備(DB)小委員会において、自己復正型及び天幕付き両面型救命いかだの新たな要件として、自動排水機構を装備することが追加された。そのため、今年度の基本構造の検討にあたり同要件の取り入れが必要とされた。性能要件及び試験基準を表1〜3に示す。
なお、自己復正型救命いかだの復正性能要件(LSAコード1.3)において、“一人も乗っていない状態"の表現が削除されているが、A.689改正案における試験基準の中では“一人も乗っていない状態で"と明記されているため、編集上の修正と考えられ実質的には変更ないと考えられる。