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? QC的問題解決の基本と心構え  ? QC的なものの見方、考え方

? 問題の解決の仕方  ? 問題解決のためのQC手法

の4つが重要であるので、これらを十分理解しておくことが大切である。

更に問題解決は「実践」であるから、実際の問題を登録し、テーマにして解決する等のトレーニングを行い実力を養うことである。

そのためには、基本となるQC7つ道具(Q7)と、新QC7つ道具(N7)は常に反復して使いこなせるようにしておくことが肝要である。

QC7つ道具(QC)

? 層別  ? チェックシート  ? パレート図  ? ヒストグラム  ? 特性要因図

? グラフ/管理図  ? 散布図

新QC7つ道具(N7)

? 親和図法  ? 連関図法  ? 系統図法  ? マトリックス図法

? マトリックスデータ解析法  ? PDPC法  ? アローダイヤグラム法

QC7つ道具(Q7)は、目的に応じて手法を正しく使う。

又、すぐ使える身近な管理手法をよく理解して活用すること。

新QC7つ道具(N7)は、問題を整理して目標を定める段階において、手段〜目的、目的〜手段と展開する段階、実行計画を作成する段階に適用できる。つまり、言語データの整理解析法である。(注:「マトリックスデータ解析法」は、言語データの解析法から除く。)

 

5.5.3 教育訓練の評価

 

これまでの企業内教育にはPlanとDoはあるが、Checkがないといわれてきた。教育訓練終了後の評価、測定が適切でなく、熱心に行われた割にはしめくくりがなく、不十分のように思われる。

教育訓練の効率化が叫ばれている今日、評価を的確に行うことの必要性は多くの企業で痛感されている。そこで教育訓練結果の評価測定に際しては、まず「何をどのように評価するか」という基本的な考え方を明確にしておく必要がある。

一般に教育訓練終了後の評価は、次の観点から行うことが望ましい。

(i) 教育訓練計画そのものの評価

日時やスケジュールの組み方(時間・時間割)、研修会場の設備や備品、宿泊施設、講師等の選定、テキスト、カリキュラムの一貫性など、企画から運営効率まで幅広くチェックする。

(ii) 教え方の評価

講義法、討議法、体験学習法など、その指導法そのものの効率を評価する。

(iii) 達成度の評価

 

 

 

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