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? 改善の仕方

現在では、非常に多くのことが監督者に要求されるために、かえって基本的な知識の吸収や訓練を怠りがちであるので、注意しなければならない。

管理者の教育訓練では、上記監督者の教育訓練にプラスして、次の諸項目が系統的に折り込まれた教育計画が必要である。

? 管理の原則

? 組織の計画

? 会議のもち方

この他に「代行者の育成」・「信頼を得る法」・「職場士気」等、管理者の職責を果たすに必要な要件があるが、この内容になってくると、計画的な集合教育よりも、管理者自身の自己啓発を側面から助けるような教育方針を打ち出して、後は管理者の自覚を高めるように処遇することが重要である。

 

5.5.2 品質管理教育

 

(1) 一般従業員の教育

(i) 集合教育

ここで取り上げる項目は

? 品質管理の趣旨

? 管理のサイクル

? 末端の作業者までの製品知識と品質意識

? 標準化、社内規格

? 作業者自身の自己点検

? 認定事業場としての自覚

? 不具合処置の方法

? QC方法

等である。なお、品質管理の入門についてはスライド等の併用が効果的である。

(ii) 職場教育

日常入ってくる情報を、末端の作業者に正確に漏れなく伝えることが重要である。情報伝達の手法として次のものがある。

? 朝礼の際話す

? 資料の回覧

? 資料の掲示

 

 

 

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